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※釣行記※冬の霞ヶ浦。おかっぱりdeナイスな1本。

 

12月4〜5日

先日、久しぶりに霞ヶ浦でバス釣りをしてきた。

 

 

 

朝っぱらから非常に寒い状況で、簡単には口を使ってくれなさそうな雰囲気だったので、まずは冬シーズンの定番ポイントや、越冬場となるエリアから手をつけていった。

 

 

 

 

牛堀エリア

牛堀周辺でシャッドを巻いたり、消波ブロックの穴打ちをしたりして、いわゆる「冬の釣り」のような方法で釣りを始めた。霞ヶ浦については詳しいわけではないし、イケてるスポットもわからない。そういうアウェイな僕は、まずは定番ポイントで様子を見ることから始めたほうがいいのかな、と。

 

牛堀では2バイト1バラし。バラしたのは30cmに満たないような小バスだった。ルアーはカットテールのネコリグ。ひたすら穴打ちをしていたが、ふと思いついて表層付近を泳がせてみたらバイトがあった。しかし食いが浅いのか、腕が悪いのかタックルバランスが悪いのかはわからないけれど、痛恨のバラし。非常に悔しかったと同時に、「寒い時期でも食う魚はいる!」と、モチベーションアップに繋がった1匹だった。

また、他のバサーがビッグミノーの巻き巻きで30cm前後の魚を釣り上げていたのを目撃。この辺から「越冬場で冬の釣り」というアプローチに疑問を持ち始める。「表層で、巻き巻きでも食う魚がいるのなら、まだ秋っぽい釣りをやってもいいのかもしれない」という考えが浮かびつつ、ポイントを移動。

 

朝早くからやっていたこともあって(僕はナイトもやる)、途中休憩が長くなってしまった。まぁ、急ぐこともあるまい。誰かに急かされているわけでもあるまいし、プロのように1分1秒が惜しい、ということでもないし、ゆっくり自分の釣りを進めよう。あくまでマイペースを貫くため、自分にこんなことを言い聞かせながら、次のポイントへと向かった。

 

与田浦

次に向かったのも、越冬場として有名な与田浦だった。僕はわりと頭が硬いほうなので、「寒いし、水温も下がっているから、魚は冬モードに違いない」という固定観念が中々抜けていなかった。後にこの観念をぶち壊されることになるけれど、この時はまだ「魚は冬モード」という思考に縛られていた。

そういう理由で選んだ与田浦だったが、たくさんの杭と、いくらかの人の多さを目撃していると、なんだかやる気がなくなってきたので、すぐに移動した。基本的に捻くれた性格をしているので、「人が多いところではやりたくない」とか思ったり、「人と同じことはしたくない」と感じたりするタイプ。まぁ、ネコリグ使ってる時点で矛盾した思想なんだけれど。

気になったカバーを軽く打つ程度で、僕は与田浦を後にした。何となく釣れそうな気配がしなかった。

 

 

 

常陸利根川

次に向かったのは、これまた冬の定番ポイントである常陸利根川の高浜エリア
沖に消波ブロックが沈んでいるポイントなのだが、ヘラ師とバサーで混雑していて、とてもじゃないけどルアーを投げれる状況ではなかったため、すぐに移動。

有名ポイント、定番ポイントには人が必ず入っている。さすがは関東のメジャーフィールドだな、と実感した。そしてこのとき、「人読みも大事」ということも学ぶことができた。
他人がどんな釣りをやっていて、どういうポイントに入っていて、どんな魚を狙っているのか…そういうことをある程度想定して行動しなきゃ、霞ヶ浦のおかっぱりは攻略できないのかもしれないな、と思った。

 

さて、この時点で時間はほぼ夕刻間近だったが、唯一魚の反応があった牛堀へ戻るのが得策かな、と考えてみた。
与田浦へ行って釣れる気のしないポイントを当てもなく打つよりも、魚が居たポイントで最後まで集中して粘る。あるいは、明日のために他のエリアを見てみるのもいいかもな…でも宿に近い牛堀周辺で釣りを終えたほうが楽だよな……。

 

こんな感じのことをぶつぶつと頭の中でつぶやいてみたけれど、どうやら身体の疲れのほうが気になったようで、結局、今日のラストは牛堀で終えることにしたが、牛堀ではノーバイトだった。

 

シャッドを細かく巻き巻きし、消波ブロックもかなり細かく打っていった。小魚を補食しようとする鳥もいたし、ときおり魚のようなライズも見かけた。でも、バスからは何の反応もなかった。
この日は「越冬場、冬の釣り」を意識しいていたけれど、どうやらそういうことではないみたいだ。何よりもそれを証明するかのごとく、魚からの反応がなかったわけだから。

 

 

 

 

1日の整理、対策

 

宿に行って、次の日をどうするか、いくつか対策を練った。ぶつぶつと考えていると、「なんか俺、間違ったことやってないか?」という、いくつかの疑問が浮かんだ。

 

_____

・冬の釣りに、なぜこんなにも固執しているのか?
・食い気のない小型のバスを粘って食わせるのが、果たして本当に得策なのか?
・比較的大型のバスなら(少しでも食い気のある魚なら)、むしろシャローに残っているのではないか?
・アウェイなバサーにとって、一カ所で粘りの釣りで釣れるかどうかもわからないような魚に執着するのは、果たしてベストな行動と言えるのだろうか?

_____

 

こうして自分の行動や思考を文章化してみると、わりと普通の判断をしていると改めて思う。こういったことを田辺さん等のプロアングラーがよく口にしているけれど、実際に体感してみると、ハイリスク・ハイリターンだな、と感じる。
安定・安心、無難なことやセオリーばかりの道を通っていては、他者と差をつけられない。つまりはこういうことなのかもしれない。

デカい魚を釣りたきゃ、ときにはリスキーなことを侵さなければならない。結果を出したきゃ、自分の判断を信じて突き進むしかないときだってある。つまりは、こういうことなのかもしれない。

そんなことを考えながら、僕は眠りについた。

 

 

 

 

執着、手放すこと

 

そして翌日。
どうしても冬の魚が気になっていたので、横利根川と牛堀に短時間だけ行ってみた。しかし、やはりと言っていいのか、反応はなかった。
そこで、前日までの経験から、「デカい魚は、まだ冬モードにもなっていないんじゃないか」と考察した。上級アングラーなら普通に考えるようなことだと今になって思うが、そのときの僕には考えもしなかった発想だった。もっと勉強しようと思う。

 

・やる気のある魚は、身の危険を感じて越冬場に逃げ込んだりするのだろうか?むしろ、越冬場にいるのはやる気のない魚ばかりではないのか?

・そもそも、自分の狙っている魚はどんなタイプなのだろうか?
・また、自分はどういう意図を持って釣りをしているのか?

 

こういったことを考慮していくと、答えはわりとすぐに出た。シャローだ。
やる気のない小型を狙うよりも、少しでも食い気のある魚がいる可能性の高いエリアを廻ってみることにした。

 

 

 

 

自分の信じた方向へ

場所は前川という、まぁ止水域で越冬場としても有名なポイントなんだけれど、僕的には結構シャローな印象がある。深くても2mくらいなのかな?沖のほうは探ってはいないけれど、護岸されたポイントでも2mくらい。もう一方はシャローのなだらかに落ちている護岸。

 

このエリアで過去に爆釣した経験があるため、前川には結構な信頼を置いているが、冬場に来たのは始めてのことだった。だが、ここにきたのは単なる思い出巡りでもなんでもなくて、「止水域でベイトが多く、比較的浅場」という理由があったからだ。

まずは、水がクリア気味ということもあって、シャッドとスモールクランクから始めてみることにした。未だにシャッドの釣りを手放せていないなぁ、と我ながら思いながら釣りを始めていく。
しばらく流していったがバイトはなかった。

 

「やっぱり越冬場なのかな」と、心がブレ始める。

 

個人的な話になるが(というか、この話自体が個人的なものだが)、今回の釣行のテーマは「自分を信じて、ブレずにやり切る」というもの。

以前、とある雑誌でどなたかが(大森さんだったかな)「バスフィッシングはメンタルゲームだヨ」と仰っていた。僕は精神的にはタフなほうではないし、打たれ弱いタイプだと自覚している。が、粘り強い方だと思う。自分で言うのもおかしいかもしれないけれど。

 

今は粘りの釣りをしなきゃならない。すぐに心が折れていては、軸がブレていてはダメだ。自分なりの釣りをしろ。シャッドを巻きながら、何度も自分に言い聞かせる。

「やっぱ釣れないからやーめた!」などと、やり切ってもいないのに、軽い判断をしていては成長できない。まずは自分の思った判断を信じて一通りやり切ってみなきゃ、その時の状況すら把握できないわけだから。

 

ブレたら負け。自分に負け。

折れたら負け、自分に負け。

諦めたら負け。自分の負け

 

今まで僕はバス釣りは「ただ楽しけりゃぁいいのさ」というスタンスを取っていたが、冬場ではそのような甘い考えは通用しない。
せっかく時間をとってわざわざ遠くから来ているのに「適当にやってたけど釣れませんでしたーあはは。まぁいつか釣れるっしょ」みたいな考えでは、いつまで経っても上達しない。何よりも、やっぱ釣れなきゃ楽しくないわけで。

 

僕は、本当にただエンジョイするだけのバサーを目指しているのか?
もっと上達したいと思っていないのだろうか?
もっと多く、もっと大きな魚を狙って釣りたいとは思っていないのだろうか?

 

おもしろいことに、困難な状況下でしんどいことをやっていると逆にポジティブになっていく
普段はわりとネガティブなことを考えがちな僕だが、困難な状況におかれるとエネルギーが出るらしい。自分で自分を励ますから余計に力が出てくるのだろうか?

 

簡単な道よりも、険しい道を選ぶ。かなりの精神的なマゾだよな、とルアーを巻きながら考えていた。
そういえば、「バスがルアーに反応する確率は、100分の1」という情報をどこかで耳にしたことがある。もし、今僕がいるエリアに500匹のバスがいるとしたら5匹。200匹なら2匹。
今は冬。果たしてこのエリアに100匹もいるのだろうか?もしかしたら50匹もいないのでは?だとしたら、僕に釣れる魚の数は、確率はどのくらいのものになるのだろうか…。

まるで年末ジャンボ宝くじでも狙っているかのような錯覚に陥っていく。

 

 

 

 

 

無意識と意識の混雑

 

魚から反応がないとネガティブな思考に飲み込まれそうになるが、それをグッと「意志」で押さえ込む。僕はそんなことを考えるために釣りをしているんじゃない。僕は悩むために釣りをしに来たのではない。今は自分の判断を信じて、釣りに集中しろ。

自分のどす黒い感情や感覚に陥りそうになる度に、何度も何度もそれを制止し続けた。ネガとポジの思考がいったりきたり。きっとプロのアングラーはこの数百倍くらいプレッシャーと戦っているんだろうな、と思った。そう考えると、僕の感じていることなんてほんの豆粒くらいだよな、と思えて気持ちが楽になったような気がした。

 

 

いくつかの思考が頭の中で渋滞を作りながら交差し続けていく。そんな中、しばらく歩を進めていくと、とあるスポットにさしかかった。
大胆に。そして時には繊細に…」といった感じで、ここは!と思った場所は丁寧にフィネスを入れていく。こういう細かいところもきっちりやらなきゃいけない。ここは霞ヶ浦。てきとーじゃ、ビッグフィッシュなんて釣れない。

 

そのエリアでは水が澄んでいたこともあって、5インチカットテールのプロブルーを選んだ。波動とカラーは控えめにしてみた。
そこで長い時間シェイクをしていると「ぷんっ…ぷんぷん!」という明確な反応がロッドを持つ手から伝わってきた。そして僕は目一杯合わせた。

 

ばしゃばしゃと、魚が跳ねて水面が暴れる音が聞こえる。とても強烈な引きと、「もしかしたら今日も釣れないかもしれない」という無意識下にあった落胆と不安が入り交じり、僕は身体から放出されていく大量のアドレナリンを感じた。僕は一心不乱にリールを巻いた。

ふと気が付くと、僕の右手には大きな魚体がぶら下がっていた。

 

 

 

 

 

冬の魚

 

 

その魚は、とても太くて重い、立派な魚体のだった。軽く1500g以上はある。
一体、ファイト時間はどのくらいだっただろう。僕はどのタイミングで合わせたのだろう。興奮していたのであまり覚えていないけれど、今はそんなことはどうでもよかった。

 

僕は喜びの声を上げた。僕の考えは間違っていなかったんだ。もしかしたら運がよかっただけかもしれないけれど、自分なりに選んだ場所とルアーで、狙い通りの魚が釣れたのだから、今は喜びに浸ろう。

魚を手早く計測し、写真をさっと撮ってリリースし、素晴らしい体験をさせてくれた魚と別れた。

48cmの素晴らしいコンディションのバスだった。

 

 

その後の釣行は、ほとんどまともにできなかった。与田浦にも行ったけれども、野良犬と遊んだりしてぼんやりとしていた。あまりの喜びと驚きに心がいつまで経っても興奮したままだったから。こうして今文章を書いていても心が喜んでいるのがわかる。

セオリーや定説に惑わされちゃいけないどうも僕は頭で生きて、頭で判断して生活するような癖がついているようだけれど、釣りは自然が相手。
大自然を相手に、人間側がセオリーだのパターンだのに魚を当てはめて、思考停止して当てはめているだけなのかもしれないない。もちろん全てのバサーがこういうわけではないと思うけれど、棒の場合は特にその傾向が顕著だったから勉強になった。

 

与田浦をさっと流した後、もう一度前川に来たけど、もう釣りができるエネルギーが残っていなかったし、心が満足してしまっているので、霞ヶ浦から去ることにした。

 

 

感謝

 

下手くそなりに一所懸命考えて、自分なりにやり切れた釣行だったと思う。前回はブレブレで途中で諦めちゃったりしたから、少しは成長できたかな?

霞ヶ浦って、本当に良いフィールドだと思う。足場が良いし、車でアクセスしやすいし、駐車場もあるし。宿も安いし、潮来釣具センターもあるし。

 

ありがとう、霞ヶ浦。
そして、バスフィッシングという素晴らしい遊びが行える人生に、僕は感謝したい。
いつまでこの幸せな遊びを続けられるかはわからないけれど、「生きててよかった」と思えた、今回の霞ヶ浦釣行だった。

 

 

 

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冬場にバスを釣るための方法。ネコリグというルアーの可能性。

 



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