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【コラム】根掛かり、捨て糸、自然破壊の自己嫌悪。魚釣りと欲望の葛藤。

 

ここ半年ほど、かねてからの僕の弱点であった「食わせの釣り」を練習していました。

基本的には楽しくないのですが、やはり釣り人としては成長したいという気持ちがあったので、嫌々ながら続けていたんですね。

 

いつもならハードベイトを使っていたような状況でもテキサスリグを使ったり、何だか無理してプロみたいにダウンショットリグなんかを使ってみたり。

まぁ、楽しくないわけです。個人的にはスローダウンの釣りは嫌いなので。

 

 

よく「アングラー側が好きなことやってたってダメ。バスの状態に合わせて対応しなきゃ」みたいなことをプロが言うじゃないですか。いわゆるアジャスト、というやつ。

そういう結果主義っていうんでしょうか、「ちゃんと魚を釣って結果出さないとダメだ!」みたいな風潮に対してちょっと思うところがあるんですね。

それはどんなものかというと、「で?いつになったら自分の好きなやり方で釣りを楽しめるんですか?」ということです。

 

_______

 

よく「スピナーベイトは風が吹いているときや、障害物に絡めて使う」みたいな定説があるじゃないですか。

今の世の中、というか今のブラックバスって、そういうパターン的なアプローチをしたってほとんど効果がないような気がするんです。

 

「◯◯の状況のときは◯◯リグでアプローチする!」みたいな常識的なアプローチは、もう誰もがやっているわけです。

そういった定説、常識的なアプローチを神がかり的な精度で行っているガチのトーナメンターでさえ、普通にボウズになる日だってある。

 

ブラックバスの個体数も減り、そしてルアーをどんどん学習していっている。「天才バス」と呼ばれるような個体ばかりになっている。

釣り場で会う人には「九州は1日に100匹ぐらい普通に釣れる」なんてことを自慢げに話されたりしますが、ここは関東。1日に匹釣れたら大満足、みたいなエリアなのです。「じゃあバサーが少ない地域に引っ越せばいいじゃないか」と言われても、中々簡単なことではないですよね。こっちにだって生活がありますから。たまに引っ越しを考えることはありますけど。

 

 

 

 

 

食わせ主義の横行、忘れた想い

 

たくさんの情報が出回っている中で、周囲のアングラーもどんどんテクニックを身につけて、若干「メソッドのインフレ」みたいな状況になってきているのは、皆さんも薄々感じているのではないでしょうか。

 

3インチのワームを使うのが当たり前になり、小バスばかり釣ってしまい、最終的に天才君をアングラー自らの手で育て上げてしまっている。

釣られりゃ嫌でも学習するはずです、バスだって生き物ですから。死にたくありませんものね。

 

 

きっと、5年や10年と月日を重ねていくことで、僕らが釣れる魚はどんどん減っていくでしょう。少なくとも僕は、「いいや、そんなことはない。バスはもっと釣れるようになってくはずだ」などとは到底思えません。

 

もっと「食わせるテクニック」も開発されていくでしょう。

もっともっと「より生エサに近い動きをするルアー」が開発されていくでしょう。

こういった世の中の流れに対し、僕は非常に残念に思っています。

 

 

僕はもう、ブラックバスの状況や、人的なプレッシャーを考慮して、状況に合わせて自分の釣りを当てはめていく釣りに限界を感じてしまいました。単純に、そういった釣りに疲れてしまったのかもしれません。

少し前にボートで釣りをしたのですが、(自分のせいでもあるんですが)完全に心が折れてしまいました。

フィネスもやって、やりたくもない釣りをやって、1匹すら釣れない。僕なんかが知りもしないようなローカルの物凄いセコ釣りで頑張って1匹釣れるフィールド。

もう、こういうアジャスト型フィッシングに不満が爆発してしまったわけです。

どうせ(たまにしか)釣れないんだったら、いっそのこと「釣れなくてもいいから、せめてキャスティングだけは楽しもう」と思うようになってきています。

 

 

以前、グラディエーターアンチという巻物用のロッドを買ったのですが、これを買った経緯には、こういった欲求不満の表れも含まれています。

そのロッドが僕のハードベイト魂を呼び起こさせてくれていますが、現在も「どうせ釣れないよ」なんて風に、半ば釣果に対して諦めてしまっているのが本音です。

だから僕は、「じゃあもう釣れなくてもいいから、みんなに役立つような目線でルアーを投げようかな」と、ぼんやり考えながら釣りをすることが多くなってきました。

(最下部にこのロッドのインプレ記事のリンクを貼っておきますので、よかったら覗いてみてください)

 

 

 

 

穢れる景色

 

僕だって一応は釣り人なのですから、やっぱり魚を釣りたいわけです。

自分に釣れる魚が減っていく状況は、正直辛い。近所の野池にも人がどんどん押し寄せてくるようになってきて、魚が日々スレていく。「腕を上げろ!」と言われても、正直状況の変化に追いついていない感覚すらあります。

 

自分だけの穴場を確保しておきたかったというわけではありませんが(全くないわけではない)、足元にゴミや捨てられたラインがあったりすると「何だかなぁ」と思っちゃうわけです。個人的に回収したってきりがない。

 

木に引っかかったルアーやラインが垂れ下がっているのを目の当たりにすると、何だか物悲しくなってしまうのです。

そのような環境で釣りをするのがしんどくなってきています。こういった気持ちを感じるのが僕だけではないといいのですが、みなさんはどうなんでしょうか。みんな、こういったことを実は感じてたりするのかな‥?

野池とか川などの無法地帯で釣りをするのではなく、しっかりと整備の整った環境でバスフィッシングを楽しむべきなんじゃないかな、と思うようになってきています。

 

 

 

 

「釣り」という行為

 

自然の中で遊ばせてもらっていて、本来感謝しなければならない立場の人間が、自ら環境を破壊していっている。

僕自身、ルアーを根掛かりさせてロストしたりすると、罪悪感を強く感じてしまうようになりました。

 

細いラインでボトムをとって、根掛かりさせてプツンとラインが切れる。「まぁ、ワームだし仕方ないか。ロストしてもショックじゃない」などと自分の都合ばかり考えて、フィールドのことなど何も考慮していない。これは僕自身にも言えることです。

そして、そのようなタックルでしか扱うことのできないルアーやメソッドを推奨しているメーカーやプロアングラーにも責任があるんじゃないかな、と感じるようになってきました。

 

 

僕は、過去の記事でたくさんのセコ釣り関連の文章を書きました。

僕も無意識のうちに自然破壊の手助けをしてしまっていたのかもしれません。

 

 

今日も僕はバイブレーションプラグを根掛かりさせてしまいました。

引っ掛けたのは水の入った重いビニール袋だったので何とか回収できましたが、もしこれが岩だったりしたらと思うとゾッとします。

もしそのままラインが切れてしまっていたら、「俺は一体なにしてるんだろう」と思ったかもしれません。

 

 

 

魚を釣って、快感に浸り、生き物に傷をつけていることに気がつかない。

ただ遊びたい、楽しみたいだけなのに、僕たちは自然を、環境を破壊してしまっている。

僕はもしかしたら、釣りをすることが苦しくなってきているのかもしれません。

 

 

最近は地元の野池に行くことも少なくなってきました。根掛かりをして回収できないようなフィールドで釣りをすることに罪悪感を感じてしまうからです。

そして、大きな樹木の枝から垂れ下がった細いラインを目の当たりにしたり、水面に覆いかぶさっている木の枝に引っかかるルアーを見ることも苦痛になっています。

 

もしかしたら僕は、バスフィッシングに、いや、「釣り」という行為そのものに疑問を感じてしまっているのかもしれません。

 

 

 

 

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【レイドジャパンのロッドの真実。グラディエーターアンチ ジョーカーのインプレ】

 

 

 



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