ご観覧ありがとうございます。
このブログをご覧になっている方の中に、バス釣りをが上手になりたいのに「上手い人の真似をしていても釣れない」と感じている人っていないでしょうか?
今日はこの疑問について、解決できるようなお話していこうと思います。
バスプロのテクニックが載っている雑誌や動画等を参考にしてみたはいいものの、思うように結果が出ない。僕自身もこの悩みは現在進行中で感じているわけなんですが、釣りを始めた当初よりはそこそこ魚が釣れるようになってきました。
「そこそこ」といっても経験豊富なエキスパートには敵いませんし、納得できない釣果の日もあったりしますが、ガチで初心者だったころよりかは成長しているかな?と思えるくらいには釣れるようになりました。自画自賛です( ^∀^)
そんな僕ですが、釣り初心者の頃には「釣行前にメディアでたくさんのテクニックを吸収して、実際に現場で試してみる」といったトライ&エラーを繰り返していたわけなんですが、どうにも結果が出なかったんですね。
むしろ釣果に繋がったのは、「何となくチョイスしたルアー」だとか「フと無意識に投げた、普段なら素通りするスポット」というような、自分自身が現場で感じた”直感や感覚”から来る行動が主だったんです。
または、思考を巡らせて自分なりの戦略を持ってフィールドを立ち回り、何とか数匹釣り上げる…みたいな形でも魚と出会うことができる日が増えてきています。
現場で感じた”直感や感覚”。
その瞬間に自分の中で思い浮かぶ”思考”。
いつだって釣れるのは、この2点が自分の中でしっかりと軸として機能しているときです。
釣果に繋がるのは、メディアからの洗脳やビジネス戦略、テクニックから離れたところにある「自分自身の選択」だったんです。
このようなことが大切であると気づいたのは、「魚がよく釣れる日や、思いもよらないビッグフィッシュが釣れた日は、メディアやバスプロの発言から完全に切り離されたところにある」ということがわかってきたからだと思います。
僕は趣味でギターを弾いているんですが、ギターのような楽器を上達していくには、有名アーティストのコピーをするのが手っ取り早いんですよね。コピーで基礎を学び、コピーで技術を盗む。これはどのトップギタリストでも通過するところなんですよね。世界のトップギタリストでも、ビギナーのころはギター教室に通うのはあっちでは当たり前の話らしいです。
「上手い人のコピー法」で僕はギターが弾けるようになったので、じゃあバス釣りでもこの手法でやってやろうじゃないの!ってことで練習法の再現をしてみたんですが、バス釣りは全く上達する気配がなかったんですw( ^ω^ ;)
有名なバスプロのテクニックや思考法を”コピー”するも、何かシックリこず、釣果も伸びない。辛い。こんなに頑張って試行錯誤しているのに、何で俺だけ釣れないんじゃ!!と怒ったり焦ったり。他人と比較して落ち込んだりw
なぜバス釣りは、バスプロのコピーをしても上達しないのか?
多分それは「ギターは一人でも完結できるもの」であり、「バス釣りは魚(相手)ありきのもの」だからじゃないからでしょうか。
ギターは自分自身の技術を磨きさえすれば確実に上達しますよね。また、その結果が目に見えて感じることができるので、自分の成長を実感することができる。
楽器や筋トレみたいな個人技は、結果を自分でコントロールできる。自分一人で完結できる趣味。
しかしバス釣りは、いくら小手先の技術を身につけようとも、キャスティングが鬼のように上手でも、魚にヤル気がなかったり、そもそも魚が居ない場所で釣りをしていたら絶対に釣れない。
結果(釣果)を自分ではコントロールできない遊び。結果はあくまで魚依存。魚のコンディションによるところが大きいんですね。
まぁエキスパートやプロになればある程度は釣果をコントロールできるかもしれませんが、ガチプロでも真冬になれば釣れないのが当たり前ですよね。だって魚にやる気がないんだから、いくらプロフェッショナルでも結果をコントロールできないんです。
「魚釣り」という遊びはあくまで相手依存(相手の気分で変わる)によるところが強いので、いくら上級の知識があろうが、高級タックルを使おうが、バスボートを使おうが、釣れないときは釣れない。その逆もしかり。バスフィッシングってこんな世界なんじゃないかと思っています。
トーナメントの世界になるとまた話は変わるんでしょうが、僕はトーナメンターではなくただの一般人の釣り人なのでその辺のことはわかりません。何日もプラクティスやって綿密な作戦と戦略を立てていけば、偶然は必然に繋げられるのかもしれませんが、一般人にはそんなことはとてもじゃないが出来ない。
じゃあ、バス釣りみたいな、相手依存の遊びはどうやったら上達するのか?
脱初心者のレベルに達するには、どんなことをすればいいのか?
バス釣り初心者が上達してくために必要なことは、
これに尽きると思います。
僕自身もまだまだ下手くそなので偉そうなことは言えませんが、僕が脱初心者くらいのレベルに上がれたのは、「キャスティングと判断力」が上達してきたからなんだと思っています。
有名なバスプロや憧れのアングラーの真似をするのは、趣味としてはめちゃくちゃ楽しいですよね。
好きなアングラーのやっているテクニックやスタイルを模範して遊んだり、タックルにこだわって遊ぶのはやっぱり楽しいんです。
しかしそれだけじゃ釣れないのがバスフィッシングの難しいところなんですよね( ^ω^ ;)
できることなら楽して釣りたいし、小難しいことなんて考えずに簡単に釣りたい。そんでもってデカい魚を釣って喜びたい。…まぁ〜〜〜釣り人って何てワガママな生き物なんでしょっ!w(僕だけかもしれませんが)
バスプロがメディアが言っていることや動画で公開するテクニックって、現場で自分がリアルに体験したことから来る”選択”とは違っているんですよね。
「あの動画で●●プロがああやって釣ってたから、実際にやってみよう!」とコピーしても、”あの動画”で釣っていたプロのフィールドの状態と、今自分が立っているフィールドの状態はほぼ完全に違う。だから真似しても釣れない。運良く釣れたとしても後が続かない。
メディアやバスプロの言っていることを参考にして釣りをしても釣果が良くならないのは、こういった「知識と現実とのギャップがあるから」だと僕は考えています。
目の前の現実に対処するのではなく、口コミとか知識・知恵に飲まれて、メディアから洗脳された雑念が自分の釣りにおいて先行しちゃってる感じ…といえばいいのでしょうか。
________
とあるゲームで「脳内元帥」という揶揄の言葉があります。
これは「知識だけいっちょ前で、現実の実力はまるで伴っていない」という意味なんですが、多分この状態で釣りをしちゃっている人が多いんじゃないかと思っております。
僕自身もその内の一人なので、どうにかメディアを鵜呑みにしちゃう自分を変えられないか試行錯誤しているんですが…まぁ中々難しいですよね(笑)^ – ^;
__________
メディアでプロが釣り上げた「結果」というものは、バスプロが取材しているその日に選択した行動から来たものだから、もはや時効だったりするんですよね。
彼ら有名人のテクは、彼らがその日に立った、その瞬間にだけ効果があることメソッドだということもある。それに僕たち一般人は、バスプロが魚を釣り上げた”結果”しか見ることができない。
そこに行き着くまでの詳細な過程もわからないし(書いてあっても本当かどうかすらわからないし)…。
ですから、僕たち一般人がプロアングラーから得られることってわりと少ないと思ってます。
タックルバランスとかは参考になると思いますが、「現場での判断」って実はとても真似し辛い。というか出来ない。
彼らプロたちと自分たちアマチュアでは経験値も違うし、育った環境も違うし、性格も体格も違うし、価値観も違う。
なので「なぜその行動をとったか?」というような、”判断の根底にある部分”が見えないと、いくらバスプロのコピーをしたところで、今その瞬間自分が立っているポイント、状況を丸っきり違うんだから釣れなくて当然なわけです。
では、バスプロの真似(トレース)だけではなく、どうやったら「判断力」を養うことができるのか?
それはやはり、釣りに行って経験を積み重ねる。
これしかないんじゃないでしょうか。
メディアから得る情報は大切かもしれませんが、結局は「実践を積み重ねる」ってことが一番重要なんじゃないかと僕は思っています。
その瞬間、今自分が立っているフィールドから感じたことを判断材料にしていく感じ…と言えばいいのでしょうか。
知識とか口コミとかから自分の行動を選択するのではなく、自分が感じたこと、自分ならこうするっていう「自分の選択力」を信じていく。
こういうことを積み重ねていく。
本音を言うと、誰かの知恵を借りて、それを真似しているほうが楽なんです。
でもそれだと結局自分が何をやりたいのか、何をやるべきなのかっていう「判断力」がみるみる落ちていくってことに、最近気づきました。インターネットや他人の情報に依存していると、この力がどんどん低下していくと感じています。
こういった行動はまぁまぁシンドいですがw、ちょっとでもバス釣りが上達したいなら、こういう小さなことをコツコツと積み上げていくことでしか、バス釣りは上手くならないんじゃないかと思ってます。
何だかバス釣りって人生みたいですね(笑)
_____
・今この瞬間、バスはどこにいるのかな?
・あのエリアはどうだろうか?
・シャローに魚が浮いていないから、魚は深いところにいるのかな?
・じゃあ、深いところにいる魚を、どうやって、どんなリグで誘おうかな?
・…反応がない。じゃあどうしようかな?そういうば過去にこんな状況のとき、こんなアプローチで魚から反応があったっけ…じゃあそれに近いようなことをやってみようかな。
簡単にでいいので、こんな感じで色々考えながら釣りをしていきつつ、直感にも気を配らせつつ釣行を繰り返していけば、まず間違いなく脱初心者レベルにはなります。
「そんなめんどくさいことやってられねーよ!」っていう方は、別にそれでもいいと思います。
バス釣りは個人で好きなように取り組めばいい、自由度の高い趣味ですから(^ ^)
この記事の僕の話が「脱初心者くらいには上達したい!」という方に対して、少しでも参考になれば幸いです。
ご観覧ありがとうございました。
関連記事
【エッセイ&初心者向け】「簡単に釣れるルアー」の言葉に騙されないように…。名作ルアーはあるけど、簡単に釣れるわけではない。
お知らせ☆ブログを引っ越しました。
コメントを残す