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【実際に使ったインプレ】レイドジャパン「グラディエーターアンチ”バルトロ”」を購入。インプレとか色々。

 

「誰にでも扱いやすいバスロッド」がコンセプトのグラディエーターアンチシリーズ。

実際にレイドジャパン「グラディエーターアンチのバルトロ(GA-610MHC)」を購入して使ってみたので、体験談をもとにしたインプレッションを書いていきます。

 

【実際に使ってみたインプレ】レイドジャパン「グラディエーターアンチ”バルトロ”」を購入。インプレとか色々。

●グラディエーターアンチの人気モデル「バルトロ-GA-610MHC Baltoro-」

「バルトロ-GA-610MHC Baltoro-」は、ベーシックなMH(ミディアムヘビー)パワーロッドとして人気が高く、ショップでは品薄状態であることもしばしば。

レイドジャパン代表の金森隆志氏いわく、「バルトロは”アンチシリーズ”を象徴するモデル」とのことで、オカッパリでの便利な1本として人気です。

だいたい3/8~1ozくらいのルアーが守備範囲ですが、少し頑張れば1/4oz(7g)前後のライトウエイトも扱えちゃう、まさに「ヘビーバーサタイル」なロッドですね。

 

 

【関連記事】グラディエーターアンチ”ジョーカー”は以下の記事でインプレしています↓

【インプレ】レイドジャパン『グラディエーターアンチGA-610MC”ジョーカー”』。”選ばれし者”しか手にしてはならない。

 

【実体験インプレ】レイドジャパン「グラディエーターアンチ”ジョーカー”GA-610MHC」を使ってみた感想

ここからは、実際に「グラディエーターアンチ”バルトロ GA-610MHC」を使ってみて感じたことをインプレしていきます。

 

 

●全体的に「硬い、強い、トルクフル」な作り

「グラディエーターアンチ”バルトロ GA-610MHC」を使ってみて最初に感じたことは、やや硬くてトルクフルで曲げにくい、ということ。

僕はヘビーロッド愛用者なのですが、バルトロはミディアムヘビーというよりも、ややヘビーロッド寄り…という印象がありました。

 

しかし、全体的に”硬め・強め”ではあるものの、ティップ(穂先)がしなやかなので、そこそこ軽量なルアーでも扱える作りになっています。

が、「すげーピーキーなロッドだな」と感じたのは最初だけ。

使い込んでいくにつれ、ロッドブランクスの曲げ方もわかるようになり、「下はコンパクトジグ、上は大型ハードルアー」といったオカッパリバーサイタイルな使い方もできるようになりました。

第一印象は「硬い、強い、曲げにくい」というネガティブな要素が気になったものの、使い方やウデ次第でオカッパリの便利な1本として楽しめるようになっていきました。

 

 

●「MHパワー+マイルドなティップ」がもたらす”バーサタイル性”

「グラディエーターアンチ”バルトロ GA-610MHC」はミディアムヘビーロッドではありますが、ややマイルドなティップが搭載されているのが特徴です。

 

他の人気どころのロッドで表現するなら、

「ゾディアス1610Hに1610Mのティップを搭載しました」

「ゾディアス1610Mのティップに、ソディアス1610MH~Hのバットパワーを搭載!」

…といったところでしょうか。

 

バットからベリーにかけてはMHとH、ベリーからティップまではM~MH…といった作りになっている印象ですね。

最初に振っただけの印象は「硬め・強め」ではありましたが、現場でキャスティングしてみるとマイルドなティップが際立ち、汎用性の高さも感じさせてくれます。

 

慣れるまでは、ルアーウエイトを重くしても「硬さ」が気になって気持ち良くキャストができませんでしたが、リリースポイントのタイミングさえ掴んでしまえばピンポイントにもビシバシ決まるロッドです。

バス釣り初心者の人にはやや扱いにくさがあるかもしれませんが、キャスティングに慣れている脱初級者から上級者であれば問題なくキャストできます。

レイドジャパン「グラディエーターアンチ”バルトロ GA-610MHC」で色々なルアーを投げてみたインプレ

 

ここからは、「グラディエーターアンチ”バルトロ GA-610MHC」で色々なルアーを投げてみて感じたインプレッションを書いていきます。

「グラディエーターアンチ”バルトロ”を購入しようか迷っている」という人の参考になれば幸いです。

 

●だいたい10~30gが快適ゾーンです

 

「グラディエーターアンチ”バルトロ GA-610MHC」で快適にキャストできるルアーは、だいたい10~30gといったところ。

バルトロで使えるルアーをざっと挙げると、以下のようなものになります。

【ハードルアー】

●3/8~3/4ozのスピナーベイトやチャターベイト、バズベイト
●エバーグリーン「ゼルク」などのフルサイズクランクベイト(17g)
●15~30gの中・大型トップウォータープラグ(ダッジなど)

 
【ソフトルアー】

●1/4~3/8ozのラバージグ、テキサスリグ、リーダーレスダウンショットリグ
●5g前後のスモラバ(リール次第)
●4~5インチのシャッドテールワーム(フルスイング4インチ、ハートテールなど)
●4~5インチシャッドテールをセットした3/8~1/2ozスピナーベイト、チャターベイト、スイムジグ

 

10g以下になるとロッドが曲がりにくくて投げにくいですが、軽量ルアーに対応するバーサタイル系リールであれば、ピッチングで使えます。サイドキャストはしんどい。

快適にキャストするなら、ルアーウエイトは最低でも10gはほしいところです。10gあれば中・遠距離のピンポイントに投げ込めるしなやかさがあります。

 

●エクスタシーゾーンは15~28gくらい

バルトロを使っていて一番気持ちいのは、15g〜28gくらいです。

適合ルアーウエイトの中・後半くらいのルアーが気持ちよく扱えます。

チャターやスピナーベイト、スイムベイトや中・大型トップウォーターなど、15gを超えるようなルアーはとても気持ちよく扱えるロッドです。

個人的には、5インチシャッドテールや1/2~5/8ozのスピナーベイトやチャターベイトで使うのが好き。

 

上限はだいたい40gくらいまでです。

ブルタンクなどの重いルアーも扱えますが、フルキャストは怖いです。

 

オカッパリでのヘビーバーサタイルや、中・大規模のフィールドで強めのルアーを遠投する、レンタルボートでディープクランクを使う…といった使い方がマッチするロッドですね。

 

●底物・撃ち物にもマッチ!

ティップはややマイルドな加減にされていますが、決して弱いわけではないので、3.5~10gテキサスとかジグなどの底物・撃ち物ルアーもしっかり扱えます。

1/4oz(7g)ジグに11gのバルキーなワームをつけてアクションさせてもダルくならないので、カバー撃ちにも使っていけます。

1/2ozジグはややダルさを感じますが、~3/8ozまでのジグ・テキサスなら気持ち良くキャストできます。

ティップはマイルドですがバットに力があるので、「ガードが多め・フック太めな3/8ozジグ」や「太軸の~#4/0オフセットフック」にもGOOD!

 

「グラディエーターアンチ”バルトロ GA-610MHC」は、ハードルアーからワームまで幅広く対応してくれるので、オカッパリ・ボート問わずヘビーバーサタイルな1本として使いやすいですね。

 

●ベイトフィネスでの快適度は低めです

ハードルアーから撃ち物までバーサタイルにこなす「グラディエーターアンチ”バルトロ GA-610MHC」。

しかし、5~7g程度のライトウエイトなルアーは扱いにくさを感じます。

 

「軽量なルアーも使える!」との噂だったので3.5~5g程度のスモラバやネコリグなどを試してみたのですが、ルアー総重量が7gアンダーだと使いにくい。

3.5gのスモラバなら”吊るし(カバー中層シェイク)”では使えます。ベイトフィネスで扱うような軽量ルアーは、サイドキャストやピッチング、操作性においての快適度は低めですね。

リール次第ではありますが、実践で使いやすいのは10g前後だと感じました。オカッパリで足元に落とすだけならライトリグもイケる。

カバーにピッチングだけで投げて、ベイトフィネスよりちょい上の強さの釣りや、消波ブロックや水門でスモラバのマイクロピッチシェイク的な釣りをする…といった使い方であれば問題なくできます。

 

川村光大郎氏が行っている「スナッグレスネコリグ」を使いたいのなら、バルトロではなく”グラディエーターアンチ GA-610MC”ジョーカー”をオススメします。

 

●「グラディエーターアンチ”バルトロ GA-610MHC」の感度は?

グラディエーターアンチは中弾性とのことで、ボヨンボヨンしすぎず(というか”しない”というか曲げにくい)、それでいて感度も結構ある。

ただ、感度はワールドシャウラやスティーズのほうが上です。これは仕方がありません。

アンチシリーズは感度に重きを置いていないロッドなので、ある意味「値段相応」とも言えます。

それでも、ひと昔前のハイエンドモデルくらいの感度はあるので、僕のような一般人バサーにとっては必要十分です。

 

エクスプライドより低いか、同じくらいか、ちょっと微妙。ゾディアスよりは高いと思う。

 

 

●個人的なメモ

不思議なんですよね、このロッド。なぜかキャストが決まる。

「まだ竿をしっかり曲げられないなぁ〜」なんて思いながらも、キャストはなぜかしっかり決まっている、この感じ。不思議です。

 

投げていて気持ちよさは低めなのですが、キャストはしっかり決まる。

特にロングキャストを求められるようなシチュエーションだと光るものがあり、小場所でちょこちょこ使うだけではもったいない印象ですね。

 

遠投するときには”硬さ”が生きるように感じる。

30〜40mくらいのピンスポットに決めていく釣りには抜群にハマります。

ただ、小規模な野池などで、近・中距離のキャストを決めていく釣りだと投げにくさ(硬さ)がストレスになると感じることも。

広いリバーとか、霞ヶ浦とか琵琶湖とかだと気持ち良く扱えるロッドだと思います。

まとめ:【インプレ】レイドジャパン「グラディエーターアンチ”バルトロ”」は、ハードルアーから撃ち物まで使えるヘビーバーサタイルなロッド

「グラディエーターアンチ”バルトロ GA-610MHC」のインプレッションを書いてみました。

 

正直なところ、スペックとか性能に期待して買ったわけじゃなかったのですが、使っていてオモシロいロッドです。

MHパワーなのにティップがややマイルド…という味付けが興味深いところですね。

 

「グラディエーターアンチ”バルトロ GA-610MHC」は以下のような人におすすめなロッドです。

☆こんな人におすすめ!

●10~30gまで器用に使える”ヘビーバーサタイルなロッド”が欲しい人

●レイドジャパン、金森隆志氏のファン

●大手フィッシングメーカーのロッド”以外”を使いたい人(他の人とカブりたくない人)

●オカッパリでなんでも使えるヘビーバーサタイルロッドを探している人

【こちらもお役に立つかもしれません】

【インプレ】レイドジャパン『グラディエーターアンチGA-610MC”ジョーカー”』。”選ばれし者”しか手にしてはならない。

 

 

 

 

 

 

 

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