「他者と競い合うのがバス釣りの楽しみ方ではない」
最近は、バス釣りの楽しみ方は人それぞれだなぁと実感している。
トーナメントとか雑誌とかSNSに影響されちゃうと、「少しでもあいつより釣らなきゃ!1匹でも多く釣らなきゃ!いいねとかほしいし!」みたいに競争心に煽られながら忙しなくなっちゃうから参ってしまうよね^v^;
競争心を煽るのもバス業界の闇かもしれない。煽らないと商品が売れないから。ほとんど自己啓発と同じようなもんだよね。「●◉すれば絶対釣れる!(成功できる!結果を出せる!)」って。やってることは、結局はどこの業界でも似たようなものなのかもしれないなぁ。
さて本題へ。
まぁ競争化社会の中に生きている現代人は他者と競争したがる人が増えてきた(と感じている)。どうやら世間の流れ的に「あの人よりも、もっとリア充してみんなに羨ましがられながら、人生を謳歌しよう!」みたいな風潮が無きにしも非ず。「フォロワー数がどうの」とかにとらわれちゃう辺りが、それを証明している気がする。まぁ僕のことなんですがね!^q^;
というわけで、こんなご時世だからこそ「ちょっとここらでのんびりスローライフ的な釣りでもしてリフレッシュしましょうよ」っていうスタイルを提案したい。というか、もう個人で実践中。
ボウズになっても死ぬわけでもないわけだし、(まぁ遠征したら1匹くらい釣りたいとは思うけど)趣味なんだからもっとまったりやってもいいいんじゃないかな〜って。
ブラックバスという動物を競争するために利用したくないな、というのが僕の密かな想いだったりするけど…もうトーナメントとか全否定だよねw
でも、動物が好きな人の中には、たぶんこんなことを想っている人はいるんじゃないかな。「実はフックで魚の顎を貫通させることに罪悪感があるんです」という人。
はい、僕です。こんなことを考えるようになってきたので、釣りは引退かな…と思った時期もあったけど、何だかんだまだ続けている。
「騙されるほうが悪い。この世は弱肉強食なのだ」
こんな風に思い込まないと、命を扱う魚釣りなんて絶対にできないわけですよ。
大切な命を自分の欲望を満たす道具として扱っていいのか。
…ほら、またこんなことを考えたりするから、釣りができなくなっていくんだよねぇ〜…^v^;
極悪非道な詐欺をする訪問販売者が、何の罪もないおばあさんを騙して金品だけかっさらっていく。
魚釣りという趣味は、本質的な部分はこういったものと似ているような気がする。
だとしたらバサーである僕たちは、バスフィッシングに対してどう在るべきなのだろう。今後、どういう想いでバスフィッシングに取り組んでいけばいいのだろう。
考えれば考えるほどわからなくなっていく。
肩身の狭いバスアングラーは、このご時世だからこそこういう部分をしっかり考えていかなければならないのかもしれないね。
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最近思うのは、「俺って魚が釣りたいんじゃなくて、道具で遊びたいだけなんじゃないかな」ってことです。
正直、長年釣りをやっていると、魚を釣っても感動が薄れていく。40アップとか釣ったところで、「あぁ、大きいのが釣れたね」という感じで心が動かなくなっていく。何か虚しい。食ってくれた魚への感謝とか、そういう当たり前なことを忘れていく。
…やばいね、これは相当病んでるぞw
もうありきたりな手法で釣るのが飽きてきて、「春先のジャークベイト」とか「秋の巻き物」とか、そういうパターン的なものをぶち壊したくなって、変な釣りをしたくなってきてる。
「新しい発見がしたい」って流れになってる、という表現が一番近いかもしれない。
「荒れてるからスピナーベイト」とか、そういう定番なアプローチではなくて、何か違う方法を模索したくなっちゃう。1本釣れると、「じゃあ違うルアーでもう1本釣ってみよう」みたいな。
こうやったほうが引き出しも増えるだろうし。
ぶっちゃけ、「40cmとか50cmとか釣ったところで、自分が満足できないんなら、最早ボウズと同じ」みたいなことも感じつつある。
最近はもっとこじれてきていて、「デカいの釣ったから何だというんだ」みたいな(笑)
だからやっぱり、自分が満足できない釣りはやるべきではないんだろうな〜って感じです。
なんとなーく、「釣り」という遊びの在るべき姿じゃないけど、本質的な部分に戻っていっている気がする。
前述した「マンネリになったら遊ぶ」ということをやっていくと、心がだんだん自由になっていく。
バス釣りは素晴らしい遊びだと思うから、どうか「飽きたからやめるわw」で終わらせるんじゃなく、もっと遊べるんだぞ!ってことを思い出してもらいたい。
もっと自由にやっていいんじゃないか。
思考に振り回されないで、思ったことをもっと柔軟に、自由に遊ぶ。
自分が満足できる釣りを、他人の評価に惑わされず貫く。
もっともっと、バス釣りを楽しんで、遊んでもいいんじゃないかな。
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