レイドジャパンから新たにリリースとなるルアーが発表された。
その名も「レベルミノー」。
2年ほど前から「春にビッグミノー」というテクニックが流行となりブームが(ひっそりと)起きたが、その流れでレイドジャパンもビッグミノーの開発に着手したのだろうか。
真相は定かではないが、ビッグクローラーベイトブームの立役者的存在ともなった「ダッジ」を開発したレイドジャパンのことなので、レベルミノーで”ビッグミノーブーム”を盛り上げる戦略に出ようとしているのかもしれない。
また、レイドジャパンの公式フェイスブックで金森氏が以下のような発言している。
「S時系ビッグベイトと使い分けることによって、今まで反応しなかった魚が獲れるようになる。
ビッグベイトとビッグミノーの使い分けで、よりストロングな釣りを成立させることができる」
※要約※
『ダッジ』ではバスフィッシング界に新たなる旋風を巻き起こすことに成功したが、『レベルミノー』の風は一体どのような流れを生み出すのか、今からレイドジャパンの動向には注目である。
さて、レベルミノーについて公開されている情報を、いくつかまとめてみることにする。
個人的にもレイドジャパンのルアーには興味があるので、2016年12月現在、わかっていることを挙げていこうと思う。
レベルミノーの発売時期や価格は未定で、ウエイトやサイズ、カラーも未定。
見た感じ、11〜14cmくらいの普通のミノーのように見える。
予想では来年(2017年)の春頃に発売になるだろうと考えている。
バスのスポーニング時期がミノーの一番売れる時期なので、その時期に合わせないのはメーカー的にはまず無いよね、というのが理由だ。
また、レベルミノーの実釣動画も次々に公開されているので、遅くとも2017年の梅雨頃までには発売になるだろうと予想している。
レイドのファンにとっては、レベルミノーの発売が今から楽しみである。
さて、現在ではまだ未定づくしのレベルミノーだが、「実はミノーの使い方ってイマイチわからないんだよね。釣ったこともないし」という方、結構多いんじゃないだろうか?
僕自身も近年まではミノーの威力を全く知らなかったのが、使い方がわかってくると非常に頼もしいルアーであることがわかってた。
そこで今回は、レベルミノーの発売に合わせて「ミノーの使い方」を僕なりに解説してみようと思う。
レベルミノーを購入する予定の人や、春に向けてミノーのリアクションの釣りの準備をしておきたい方などは参考にしてみてほしい。
12cmミノー「ラトリンログ」でも、小バスがガツンとバイトしてくる。
ミノーのジャーキングアクションは、バスにとってはまるでトリックのような魅力に感じるのかもしれない。
「ビッグミノー」だからといって、デカバス狙い!というわけでもないし、8cmクラスにサイズダウンしなければ釣れないわけでもない。
「ミノー」は、数あるルアーの種類の中で最も小魚のシルエットに近いルアーだ。
”ただ巻き”だけで使うと波動(水を押す力)は弱いが、ジャーキングなどロッドアクションを加えることによって、強いアピールを出すことができる「マニュアル車」的ルアーだと僕は思っている。
自分の操作でルアーを思うままに動かせるので、「あー俺、バスフィッシングやってるわ…」という気分に浸れるのはミノーの素敵な特徴の1つと言っても過言では無い。
スピナーベイトやクランクベイトはただ巻きで使う割合が多く、ほとんどの場合はオートマティック的に「釣れちゃった!」という感覚があるのが否めない。
(スピナベのフォールやジャークなどのトリッキーなアクションで誘うテクニックもあるが、ほとんどの場合はただ巻きで使うことが多い)
しかし、ミノーはそういった「ただ巻き」を中心に使うルアーではなく、ジャーキングやストップを織り交ぜるテクニックなどを駆使していく「極めて攻撃的なルアー」であると僕は思っている。
「アングラー側が意図を持った上で釣り上げた」という充実感や達成感を感じることができるのは、ビッグミノーを使い続ける上でとても重要な要素になる。
◆バスが横の動きに反応し難いとき。または、ルアーをストップさせる必要があると感じたとき。
◆バスがサスペンドしていて、食性の釣りが効かないとき。
◆狙うエリアのメインベイトが”小魚”だと思われるとき。
◆強いルアーに魚がスレているとき。スレた魚を「威嚇、反射、競争性」などの食性以外の目的でバイトさせたいとき。
◆活性の高い魚がいて、ジャーキングなどの強いアクションで引っ張りたいとき。
などなど。
僕はミノーをただ巻きのみで使うことは少なく、ミノーをただ巻きで使いたいときは「サスペンドさせてポーズを入れたいとき」。
「ミノーのただ巻き(ストップなし)」でバイトがある状況なら、チャターやスイムベイト、またはシャッドでも食ってくるのでは?と思っているからだ。
体感的には、【ミノーのただ巻き<スイムベイト】
ミノーの強みを引き出すのは”ただ巻き”ではないと思っているが、「ただ巻き+ストップ」という戦略をとるときのみ、ミノーのただ巻きを使用するようにしている。
食性を狙うのであれば「ただ巻き」を試してみるのもアリ。
だが、正直僕が思うのは、こういった釣りをするならスイムベイトのほうがより小魚っぽい波動が出せるので、そっちのほうが良い結果を得られることが多いように感じる。チャターでもいい。
また、ミノーは障害物回避能力が低いので、野池とかのシャローで食性狙いのただ巻きするならミノーは不向きと言える。
やってもらえるとわかると思うが、シャローでミノーのただ巻きを続けるのはストレスが溜まりやすいのだ…。
この釣りこそミノーの醍醐味。
『ジャーキング』こそがミノーの強みを引き出せる最も重要なテクニックだと思っている。
「ジャーキング」というアクションをアングラー側が行うことによって、ただ巻きだけだとふらふら動くだけのルアーだったミノーが、”激変”する。
ジャーキングをすることによって、ルアーが右に、左に、あるいはロールして下方向や上方向にランダム軌道するのだ。
【ランダム軌道=魚推測されずらい→反射食いを期待できる】というのを狙ってミノーのジャーキングを行なっていく。
それと、アメリカンなフィッシャーマンを気取りたくて、かっこつけるのが目的でジャーキングをするときもある。
ガムを噛みながら「ヘイヘ〜い…Oh,今日はタフね!」などと呟きながらジャーキングをするのもオツなものなのだ。
ユーモアたっぷりで遊ぶのも楽しいよ。
スポーニングはバスがサスペンドしているから、リアクション狙いでジャーキングを行う。
ブレイク付近に産卵前と産卵後のメスバスがサスペンドしていることが多いので、そういったタフな魚を威嚇などの反射で狙っていこう、というのが魂胆。
春(3月以降)の野池だと普通にメスバスがシャローでボーっとしていたり、逆にものすごいヤル気でバイトしてくることもあります。
状況に合わせて「ただ巻き→ストップ→ただ巻き」を繰り返すのもアリ。
また、甲殻類がまだ冬眠から回復していないので、メインベイトが小魚類になっている可能性が高く、スポーニング時は「横の動き」に反応しやすい。
こういった理由を根拠に、「春バスにはミノーが効く!」と言われてる。
個人的にはスイムベイトもかなり効果的。
「スロー+魚の波動」という点ではスイムベイトもミノーも共通しているので、好みでチョイスしていく!
意外と狙い目のメソッド「ジャーキング」。
タフったときこそ、騙されたと思ってぜひ試してみてほしい。
僕が愛用しているのは、ジャークベイトの大定番「ラトリンログ」。
昔からあるミノーのチョー定番品。好きすぎてジャーキングしまくる。
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