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釣行記 秋の戸面原ダム。”好き”を貫け。オールドスクールの釣りは通用する

2018/11/13
戸面原ダム

フィネスな釣りが主流の昨今。
俺が好きなオールドスクールな釣りが通用するのか試してきた。

結果は2本。
最大が40cm弱。あとは38cmくらい。

結論から言うと、フィネスをやらなくても釣れる。小手先のテクニックを使わなくても、ストレートプレイでも十分遊べる。

ダウンショットやベイトフィネス等のテクニカルな釣りをしなくても、至って普通に「巻いて、打つ」の王道な、オールドスクール系の釣りでも十分に釣りを楽しむことができることがわかった。

俺が言う”オールドスクールな釣り”とは、普通にスピナーベイトやクランクを巻いて、ワームはテキサスリグだけ。たまにラバージグ。

昔、村田基さんやヒロ内藤さん、田辺哲男さん達がやっていた、古き良き釣りが、俺の言う”オールドスクールな釣り”。

最近はフィネス主流な風潮があって、俺自身もフィネスは使っていた。
「食わせに走らないと釣れない」というボウズ逃れな恐怖があったから(今でもあるけど)、どうしてもフィネスを投入する時間があった。

個人的には食わせ系の釣りがあまり好きではなく…というか、意味のない、当てずっぽうなフィネスをやるのが好きではなく、特に「ボウズ逃れのフィネス」みたいな形になっていた自分自身が極めて不快だった。

だから、そんな自分自身に嫌気がさして、本当にやりたいスタイル、好きな釣りを貫きたい…って感じで、今回の釣行に挑んだのだ。

気温16℃、水温17〜18℃。
水質はステイン〜マッディ。
ヘラブナ釣りの大会が開催されていて、多くのポイントは入ることが出来なかった。
7:00出船。

昼前から風が強くなってきたが、次第に吹かなくなる。
14時くらいから雨が降ってきたがすぐに止んだ。

初の戸面原ダム。
ヘラブナの大会が開催されていたので、やれるポイントは制限されていた。

朝は大型クローラーベイト(デカダッジ)やスピナーベイトでシャローレンジの反応を見ながら、フィールド全体の雰囲気を掴んでいった。

上流まで行ったあたりで見えバスを発見。
テキサスリグを投入するが、嫌がって逃げた。

上流から中流域に差し掛かる付近のワンドで、スピナーベイトにヒット。

サーチ中に釣れた魚は満足度が低い。
でも一本は一本。

「やっぱハードベイトは最高だぜ」と喜ぶ自分と、「まぁ偶然なんだろうけど…」と不満げな自分。

両者を説得しつつ、そのまま下流まで下った。

途中、「釣れるルアー探し、釣れるアプローチ探し」をしてしまい、やるべきこと(情報収集)を見失う。
無駄にスローダウンしてしまったり、デカダッジを壊してしまったりして日和る。
そういうときは「その瞬間、自分にとってストレスのない釣り」に戻るのが吉。

僕の場合はスピナベやテキサスなので、とりあえずスピナベを巻きつつ自分の機嫌を直す。

昼までこの調子でフィールド全体を見て行った。

この日得た、全体的な情報や雰囲気としては、

(スマホメモより)
【・シャローに見えバスがいた。木にサスペンドしていた。
・上流にいた。中ー上流で釣れた。
ワンドで釣れた。
・水深は5m。木にサスペンドしていた。水は良かったが、ベイトは薄い。
・風が吹いていた。
・シャローカバーは反応なし。
ヘビーカバー も反応なし。
・全域でシャローカバーは反応がなかった。
シャローエリアも反応なし。
・朝方、シャローワンドでボイル。ベイトが追われていた。ワカサギ的な。
・ヘラブナは小さなワンドのヘビーカバー インレットに溜まっていた。
・ベイトの反応は1〜2mと、ディープ】

ここで昼休憩。

ボート屋の女将さんのフレンドリーさに癒されつつ、午後の釣りを開始した。
午後は水が良く、見えバスがいた上流、そして魚が釣れた中流域を丁寧にやっていくことにした。

昨日の豊英ダムと今日の戸面原ダムで一個のバッテリーを使っていたため、この時点でバッテリーが半分以下になっていた。
だから、水が良かったエリアが多かった下流への移動は断念。

上流へ移動してジグやらテキサス、ジャークベイトを投げるが反応はなし。
この辺りで「朝の魚と今の魚は行動が違うんだから、最初に釣れた魚は判断材料にならなくない?」ということに気付く。

上流の反応は皆無だったので、魚が釣れた辺りの中流域まで移動することにした。

「あぁ、釣れた魚に執着してるな…」と、釣った魚がいたエリアの思い出巡りをしている自分に気付く。
あの魚が全ての判断材料になるわけではないというにも関わらず、「成果の出たエリア」に拘りすぎていた。

案の定、何の反応もなし。
まだ残り時間が一時間ほどあったので、朝方にボイルがあって、水も良かったシャローに行ってみることにした。

移動中に見かけるヘラ師達を眺めながら「ヘラブナの大会、早く終われ」とイライラしていた。
しかしよく考えてみると、僕はむしろバス釣りを「させてもらっている」という立場だった。
自分の傲慢さに情けなくなりつつ、シャローエリアへの移動を続けた。

朝に目をつけていたシャローエリアに到着すると、朝には無かったアオヤロウ的な草が風に流されて溜まっていた。
自分の思い通りにいかない自然の雄大さに嘆きつつ、ラバージグを投げていく。

ちょうど雨が降っていたタイミングだったので、「ザリガニっぽいアクション」をさせていくとバイトがあった。

サイズも重量も極めて良かったわけではないが、とても美しい魚体をしたブラックバスと出会えた。
この魚に出会えただけでも来た甲斐があるというものだ。

交通事故ではなく狙って釣った一匹なだけに、満足度の高い魚だった。

残り時間も少なくなってきたので、スピナーベイトやクランクを巻きつつボート屋に戻って終了。

帰る途中、トップ専門で釣りを楽しんでいる人とバッティングしたため、(機嫌が良かったから)ポイントを譲った。

「どうですか?」
トップ専門のアングラーが言った。

「二本釣れましたよ」
そう俺が言葉を返すと、彼は「こっちはダメです」と言い、苦笑い浮かべながら会釈して通り過ぎて行った。

この時期のトップウォーターの釣りは決して簡単ではない。
それでも彼のような”トッパー”はトップ縛りをする。
凄い忍耐力だよな、と素直に感心した。
一年中トップを投げ続ける彼らは、たぶん鋼のメンタルの持ち主なんだろう。
いや、好きだから釣れなくても続けられるんだと思う。

バス釣りは趣味であり、遊びなのだ。
メディアアングラーみたいに仕事でやっているわけではない。必ず釣らなければならないわけではない。

トップトーナメンターみたいに効率良く、”勝つための釣り”を必ずしもしなければならない決まりはない。
人より釣果が劣っていようが、自分の貫きたい釣りを信じ、それで遊ぶのが良いんじゃないか。
最近は、こう思うようになった。

ボート屋に帰着して片付けを済ませて、釣果ノートに自分の結果を書き込む。俺はこの作業が好きだ。
何となく達成感があるし、他の人がどんな釣りで釣っているのかも垣間見ることができるから。

今日は俺以外に釣れた人は居なかったようだ。…と言っても、バスアングラーは4〜5人くらいしか出船していなかったのだが。

昨日の豊英ダムに続き、今日の戸面原ダムも楽しかった。
午前中は自分の釣りが乱れたり、蚊を吸い込んでしまってむせて死にかけたり、ヘラ師の場所取りにペースを乱されたが(あっちもそう思ってるに違いない)、俺的には満足のいく釣りが出来た。

サイズこそデカイのが出なかったけど、戸面原の魚も豊英ダムに負けないくらい綺麗だったので、また会いに来たいと思わせてくれた、今回の戸面原ダム釣行だった。

【タックルデータ】

1.スピナーベイト用
18ワールドシャウラ 1702r
アンタレスDCMD
フロロ14lb

2.クランクベイト用
ロードランナー HB680L
バンタム改
フロロ14lb

3.ジャークベイト用
ゾディアス 158ML
07メタニウム mg7
フロロ14lb

4.テキサス、ジグ、ビッグベイト用
ロードランナー 6100h
07メタニウム mg7
フロロ16lb

5.テキサス、ジグ、ビッグベイト用
ブレイゾン712H
タトゥーラSV TW
フロロ16lb

豊英ダム、戸面原ダムは電動カートがない為、折りたたみカートを持参してみた。これがすこぶる軽快で、肉体的負担がめちゃくちゃ減った。

値段もお手頃だし、耐久力もありそう。(俺の馬鹿でかい)ハイデッキ 以外なら余裕で全て詰める。

オススメ。

お知らせ☆ブログを引っ越しました。
新しいブログ↓
matatamacoron.com
このブログは残しておきますので、今後もご活用ください。



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