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Hロッド+MHティップ的な。グラディエーターアンチ”バルトロ”のインプレその3。

 

【バルトロ インプレその3】

 

グラディエーターアンチ「バルトロ」をちょこちょこ実戦投入しているけど、やっぱりこのロッドは底物に向いているように思う。特にラバージグには最適。僕の中でバルトロは今のところ「汎用性の高いジグロッド」みたいな感じ。
張りが強いしティップもそれなりに強いから、操作系の釣りはやりやすい。

ある程度デカいのが来ても折れる気配など皆無で、40オーバーくらいではむしろ余力たっぷりな感じだった。トルクとかはロードランナーのほうが上。バルトロはただ純粋に「強い」って感じ。でもそれなりにトルクもある。バランスがいいのかもしれない。

 

中距離と遠距離のシューティングでの使いやすさも気に入っている。

ちょっと重めのスピナーベイト(1/2-3/4oz)とか、10g〜14gのチャターベイトにもハマる。距離がそれなりにあると気持ちよく投げられる。あとはビッグミノーとか。
が、ルアーウエイトが14gを切ったくらいになってくると、ロッドを曲げにくいため不快なキャストフィールになってしまう。まぁMHロッドだからしょうがない。アンチのバルトロは、他社製のMHロッドよりは全体的に硬い。

 

スティーズのファイアウルフみたいに「これ1本で何でも!フィネスもイケる!」みたいなことをバルトロに期待していたけど、どうやらそんなロッドではないらしく、僕的にはバルトロは「ヘビー寄りのMHロッド」だと感じている。
フィネスはピッチングとかちょうちんならできる程度。スモラバとかをちょうちんで釣るメソッドとかなら全然いけると思う。だが、食い込ませられるかは不明。1/0フックのライトテキサスくらいなら余裕だった。

 

僕的には、バルトロとかジョーカーとかは20〜30mくらいの距離感で精度の高いキャストをする釣りが気持ちいいと思ってる。
また、クリアレイクとかのレンタルボートで、ちょっと遠くから投げなければならないときとかに有効なロッドだと思う。相模湖とかで岩盤にフットボールを決めていく…とかには最高にハマるだろうなぁ。

 

10gを切るようなものを15m〜30mくらいのキャストで決めていかなければならない場合は、手首が弱い僕としては相当辛い。リストに自信がある人はキャストの鋭さでカバーできるかもしれないが、僕には無理だった。手首も痛めてしまった(レフトハンドルに慣れてなかったのもあるけど)。

 

ちょっと前まで「張りが強い、硬い、もう手放す」と散々グチっていたバルトロだが、ちょっと前にジグで40オーバーを釣ったときに「お、このロッドは結構好きかも」と感じた。ファイトや粘りに中々の味がある。めちゃくちゃ個性的なロッドだな、と。

とりあえず手放すのはやめたwアンチはアンチで面白いロッドだと思う。

 

 

 

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”慣らし”を終えると変わる

 

どこかで耳にしたが、ロッドは「慣らし」というものがあるらしい。まぁ自動車やバイクでいうところの「慣らし運転」みたいなものだ。
それなりに大きいバスを何匹か釣っていくと、ロッドがよりしなやかに曲がるようになっていく。
だから、そのロッドの神髄を見極めるには「慣らし」を終えたほうがいいんだろうな、と。
人間の身体でいうところの「ストレッチ」みたいなことが、ロッドにも必要なのかもしれない。

 

アンチ「ジョーカー」のときは、くっそ重たいものを根掛かりして岸まで寄せてきた後、ロッドがよく曲がるようになった。
バルトロも同じように、よく走るバスとのやり取りを終えてから全体的に(特にティップ)しなやかになったような気がする。

”慣らし”を終えてからは、購入直後とはキャスト感が結構変わった。
7g〜11gくらいのジグはより投げやすくなり、18gを越えるようなワイヤーベイトはより精度が高まり、キャスティングはけっこう気持ちよくなった。ビッグミノーとかも気持ち良く投げられる。

だが、金森氏が動画で言っている「3、5gのジグも扱える」っていうのは相変わらず相当しんどいけど(ピッチングなら余裕)、もうちょい使い込んだら印象は変わってくるのかもしれない。
もうしばらく使い込んでみようと思う。

 

 

 

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ファイトパワーの印象

 

40オーバーを掛けた感じでは、ちょっとパワーを持て余すくらいの余力をファイト中に感じた。
僕の中でバルトロは「ほぼヘビーロッド」みたいな扱いだが、大体合ってるっぽい。MH的な使い方をするより、Hロッドとして扱うと丁度いい。何度も書くけど、「これ1本でおかっぱり全てをこなす!」とかはくれぐれも思わないこと。14g以下のものは、MパワーとかMHパワーのロッドとかで別に持っておいたほうがバランスが良いように思う。
どうしても1本でっていうなら、よっぽどのヘビーカバーがないのであればジョーカー1本のほうが色々こなせるんじゃないかな。

・ベイトフィネスタックル+バルトロ
・ML〜Mクラスの巻物ロッド+バルトロ
・バルトロ+パンチングロッド

もしおかっぱりでバルトロをタックルに組み込むなら、こんな感じがよさげ。
ロードランナーLTT650Mとバルトロっていう組み合わせで釣りをしてみたけど、ベイトフィネス〜21gまでのハードベイトは650Mdeこなして、底物とか重たいものはバルトロでこなせる感じ。
このバランスだとどこ行っても対応できそうな雰囲気。

 

 

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Hロッド+MHティップ

 

ヘビーロッドにしちゃあティップがしなやかだけど、「ヘビーロッド+
MHティップ」ということなのであれば、なるほど納得がいく。

 

グラディエーターアンチ「バルトロ」は、「ほぼヘビーロッド+MHティップで、汎用性が高いおかっぱりロッド」だと感じている。
10g以上のものはロードランナー6100Hに任せて、バルトロは5〜7gジグ専用とかにしてみるのも面白いかもしれない。

 

 

 

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