-まいんどくえすと-

Home / バス釣り / ※釣行記※関東の激スレ野池で50cmオーバーを釣った。狙って釣る喜び。

※釣行記※関東の激スレ野池で50cmオーバーを釣った。狙って釣る喜び。

 

 

ついにやった。やったぞおォォォォォォォ!
長年通った「クソレベルで釣れない野池」で50オーバーを釣った。

 

 

長かった。ここで中学生の頃から釣りをしていて、エサでは50アップを釣ったことはあるが、ルアーでは初だ。20年越しの夢が叶った!

今の時代は50cm以上のバスなんて普通かもしれないが、それでも自分の中ではかなり達成感がある魚。
琵琶湖とか、プレッシャーの低いフィールドのデカバスよりも、ハイプレッシャーな場所でのデカバスのほうが喜びの量が違う。
簡単よりも難しい方を選ぶ。もうこれ、ほとんどドMな発想だよねw^v^;

今日釣った中で感じたことをつらつらと日記みたいに書いていく。

 

 

 

_______

 

使用タックル&状況

 

 

水温15〜17℃。O.S.P.ジグ ゼロワン11gにて。サイズは50.5~51cm。手が震えて計測不可能w四捨五入して51cmとしておく。

 

ロッド:ロードランナーヴォイス6100H

リール:メタニウムDCHG

ライン:PE55ポンド

リーダー:フロロ20ポンド

ルアー:ゼロワンジグ11g(強風のため7gから11gへ)

その日は自転車が倒されるレベルの強風が吹いていた。極悪ヘビーカバーが止水域を作っていて、そこにゴミ溜まりが形成されていた。ジグをゴミ溜まりにボチョンっと落として、フォール。2回ほどちょんちょんと誘ったあと、何となくシェイクしてみたらラインがスーッと持っていかれたのでアワせた。

ジグはしっかり上顎に貫通。時間をかけて丁寧にランディングした。足場が高くて抜きあげられなかったし、たまたまネットを持っていかなかったので、池に飛び込んでキャッチ。

 

_______

 

難しいから価値がある

 

 

この50オーバーを釣った野池はここ2・3年くらい通い込んでいたとこなんだけど、スレ具合とかタフさ、難しさは個人的には霞ヶ浦とかよりも上だと感じている。それくらい難しい。だから攻略のしがいがある。

時間が空いているときはほぼ毎日のように通って、様々な方法を試して試行錯誤を重ねていたけど、ようやく結果が出たので嬉しい^v^
簡単な方のフィールドもあるけど、そっちで釣っても充実感とかが足りなかったから。

ここ何年間は「50オーバー!」という目標を持って釣りをしていたけれども、実はもう諦めけていた。マジで本当にバス釣りをやめようかとも思っていた。成長もまるで実感できていなかったし。

 

以前にも他のフィールドで50オーバーを釣ったことはあるけれども、フィネスだったのと、何か偶然釣れちゃったのもあって、狙って釣った感が薄かったのでノーカウントみたいなものだった。
でも今回は、風とか天候を読んだり、ルアーの強さとかアクションとか、タックルセッティングとかめちゃくちゃこだわって釣りをやったので、狙ってしとめた感がかなり強い。

そういう細かいことや、去年やらなかったことや、去年成果のあったこととか、経験を生かして試行錯誤することが、3年目くらいになってからようやく花開いた感じ(バス釣りは中学生のころから始めたが、本格的に始めたのはここ数年のことだ)。

 

 

____

 

釣りを辞めようと思った

 

 

 

こういった経緯もあったりするんだけれども、さすがに何年も目標が達成できないと、自分が極めてダメな人間で、何も成長していないんじゃないか…みたいなネガティブゾーンに入り込んだりして、半ばバス釣り自体を諦めかけていた。

何やっても釣れない。デカいのが釣れたとしても40オーバー程度。49cmだったときもあって、マジで悔しかった。釣れてくれた魚に対しての感謝よりも、目標を達成できないという憤りの気持ちの方が上回って辛くなったり。

 

50オーバーを釣りたいなら琵琶湖に行けばいいんだけど、それは違う。そういうことじゃない。求めているのはそういう表面的な達成感ではなくて、なんというか「狙って釣ったんだぞ!感」なもの。ただ釣れればいいってもんでもない。困難に挑戦する感じも内心ワクワクしいていたんだと思う。やってるときは辛かったけど。

タフなフィールドで「狙って50オーバーを釣りたい」」っていう気持ちだったから、50cmであれば何でもいいわけじゃない。
簡単に50オーバーがポンポン釣れてしまうようなフィールドに通っていたら、たぶん僕はもうとっくにバス釣りをやめていたと思う。

 

ストイックな感じで自らを縛っているようにも思うけれども、もうほとんど意地というか、極めて個人的なわがままをひたすら貫いていたんだと思う。
最近は「もうストイックな釣りは止めよう…」と心が折れていた。逃げていたわけではなく、何か気力というかエネルギーが湧かなくなっていた。

もちろん、楽しくエンジョイするのは大事だし、忘れてはいけない。でもそれだけじゃなくて、上達や成長を実感したいっていう気持ちもあったから、何か変な葛藤に悩んでいたと思う。

 

 

____

 

セッティングの苦悩

 

タックルのセッティングにもすげー頭を悩ませたりした。
ロッドとリールの重量のバランスと、バランサーを乗せたりしたときのキャスティング感にめちゃくちゃこだわった。

実際はどんなタックルでもそこまで大きくキャスティング精度が変わるわけではないんだけど、「気持ちよくロッドを曲げて、安心してやりとりできるラインと、快適なルアーの重量とギア比」とか、そういう小難しいことに悩みすぎて鬱々とした気分で過ごしていたこともある(今でもそういうときがあるけれども)。

 

普通ならこういう”セッティング出し”みたいなことは楽しむことなんだろうけど、僕からすると単なる苦行でしかなかった。テスターやってるんじゃねえんだぞ!ってwセッティングって終わりとか完成みたいなものもないし、正解もないから「この苦行は一体いつまで続ければいいんだろう」って無駄に悩み続ける日々を送ってた。

中途半端が嫌い、完璧主義、0か100か…こんな性格をしているもんだから、余計に「見えないゴール」に振り回されてゲンナリしていた時期もあった。

 

こういった変な思考や感情、気持ちの流れの中で釣れてくれた50オーバーだから余計に嬉しい。
「今俺は、今まで生きてきた中で一番嬉しいかもしれない!」と思った。でもよく考えてみたら、美人の女の子と付き合えるようになった瞬間と同じくらいかな、と思ったり。でもやっぱり嬉しい。それだけは間違いない。

 

____

成長は1年後にわかる

 

 

ここ最近、なぜか釣れるようになってきた。なぜだろうか。過去の経験が生き始めているからなのかな。
必ずしもこの経験が他のフィールドで通用するわけではないんだけれども、少しずつ前進できているかな?と、最近では思えるようになった。この辺りのことを、自分で誉めてあげたい。

 

継続は力なり。

 

あと、「○○のほうがいいんじゃないか」みたいな、個人的な模索を続けることと、ひらめきと直感を聞き逃さないようにすること。
情報に惑わされず、自分が感じたことや思ったことを実行してみること。
これが本当に大事だな、と感じている。

 

この数年は、とにかく思いついたことを論理的に否定するのではなく、まずは実行してみよう…こんな感じのことを繰り返していた。
もう自分でも「俺は完全に中毒者ですね^q^」と認めてしまうくらい、釣りに没頭していた。

 

さすがにやりすぎだよね…とブレーキをかけたこともあるし、衝動的にタックルを全部処分してバス釣りを引退しようと思ったこともあるけど、未だに続けている。
中毒とかではなくて、もしかしたら純粋に「好き」なのかもしれない。嫌いになることもあるし、うんざりすることもあるけれども、何というか僕にとってもバス釣りは「生涯の伴侶」的な存在なのかもしれない。さすがに言い過ぎか。

心理学とかの勉強していると、自分が釣り依存症になっているのがわかった。でも、誰かに迷惑をかけていないんだったら、依存して楽しんでいていいんじゃないかな。

 

 

 

_______

 

事前準備の大切さ

 

 

今回のタックルはロードランナーヴォイス6100Hと、メタニウムDC。
ラインはPEの55ポンドに、リーダーはフロロの20ポンド。

正直、このタックルじゃなかったらとれていなかったと思う。

かなりのカバーに絡んでいたスポットだったし、釣ったあとにリーダーを確かめてみたら結構擦れていたから。
もしMHロッドに16ポンドだったら、マジで釣れてなかったかもしれない。というか、たぶん無理だったと思う。
あと、PE直結じゃなくてちゃんとリーダーを結んだのもよかった。リーダーの結び方を教えてくれた友人がいるんだけど、彼には本当に感謝している。彼がいなかったら今回の魚はとれていなかったと思う。ありがとう。

 

村田基が「デカいのがいつ来てもいいように、事前にしっかり構えておかないとダメ」と言っていたけど、ようやくそれが理解できた。遅えよって感じだよねw

50cmを越える魚の引きは強烈。
一気にカバーへ入ろうとするから、相応のタックルで挑まないと一瞬でヤラれる。
6100HにPEだったから、すげー安心してファイトできたのがデカかった。

「このタックルなら大丈夫。絶対大丈夫。まず負けることはない。しっかりキャッチしよう」と、何度も自分に対してお経のように唱えてたw
何よりもロードランナーのヘビーロッドっていう安心感&信頼感がハンパなかった。「このロッドなら絶対平気」っていう気持ち。

 

デカいのが釣れなくても、というかとれなくてもいいなら、細いラインで弱いロッドでもいいと思う。
でも今回感じたのは「50オーバーがとりたいんなら、ライトラインでフィネスなんていうのは無理」だということ。
今回のスポットをベイトフィネスとかで釣っていたら、間違いなくラインブレイクで終わっていたと思う。

 

なので、自分が今どの大きさの魚を狙っているのかを事前にしっかり確認しとかなきゃいけないな、と感じた。
数釣り、とりあえずキーパー狙いならフィネスタックルでいい。逆に50オーバーを釣りたいんなら相応のタックルで挑まないと、まずとれない。
テクニックがある人はとれるかもしれないけど、駆け出しのバサーはこういう基礎をしっかりしておかないと「もしも」のときに困る。その「もしも」が今日、実際に来たわけだ。

Mパワーのライトテキサスで14ポンドだったら、もしかしたらとれていなかったかもしれない。

 

そこら辺は実際に体感してみなければわからないことだけど、たぶんMパワーレベルではヘビーカバーに絡めながら行う釣りで50オーバーを対応することなんて難しすぎる思う。カスミみたいなオープンなフィールドなら12ポンドとかでも大丈夫かもしれないけど。

とにかく、今日の体験でわかったことがある。

 

50、60オーバーのデカい魚は、いつ食ってくるかわからない。
もしもかかったら?もし食ってきたら?今の自分のタックルで安心してやり取りできるのか?
ネットの用意ができているか?ロッドとラインのパワーは足りているか?
かかったとき、どうランディングするか?水に飛び込む覚悟はできているのか?w

こういう部分まで事前に意識しておかないと、マジで「もしも」が来たときに困る。

 

ちなみに今回はネットを持っていってなかったので、2mくらいの高さから池にダイブして、下半身びちょびちょにしながらキャッチした。飛び込んでやったw
以前から「いざとなったら俺はマジで池に飛び込むぞ」という心構えがあったからw

 

 

下半身びしょびしょwあるくとジュッポジュッポ鳴るのww^q^;

 

_____

ジグの魔力にヤラれる

 

 

ルアーはラバージグ。

テキサスリグからの派生っていうイメージと、使っていて「ジグ使っている俺かっけーw」っていうのと、荒れているときにジグってどうなんだろう…とかジグを選んだ理由は色々ある。何となく今年はジグを使い込んでみたいな〜っていう気分もある。目標が50アップだったし、「ジグは食ったらデカい」という伝説は本当なのか確かめたかったから。

 

今日はラバージグしか持って行かなかったから、それが逆によかったのかもしれない。
いつもなら絶対スピナーベイトを投げる状況だったけど、ジグしかなかったわけだからw
ジグを打ちながら「あ〜やっぱスピナベ持ってくればよかったな〜」と後悔していたけど、いつもと同じことやっても新しい発見は体験できないということを、再度認識した。これを繰り返していくことで引き出しが増えるんだろうね。

 

あと、トレーラー。これも結構影響が大きいんだなと。
というか、ワームの種類。ストレートなのかホッグなのか、その違いだけでも釣果はめちゃくちゃ変わってくる。
ようやく実感できたんだけど、フィールドによって効果のあるシルエットってのがあるんだな、と。マジで今更w

 

 

僕は自分で実際に体感しないと理解できないタイプなので、情報だけ頭に入れ込んでもダメなタイプ。とにかく自分で体験して学びたい。
「○○がいいよ!」とおすすめされても、自分の中でなぜそれがいいのか、なぜそれを選ぶ必要があるのか、そういう細かいところまで自分で考えて試行錯誤して実験して結果を見て…という超めんどくさい行程を経ていかないと、ホント腹に落ちない。

なので、とにかく信用できるのは「自分の体験、経験」なんだな〜と痛感してる^w^;

「こういう状況のときは○○がいい」っていう引き出しは、とにかくフィールドに通い込んで、色々試していかないと貯まっていかないんだな〜と思った。

 

 

_______

 

ジグを追求せよ

 

 

ということで、とりあえずは目標だった「50cmオーバーを釣る」だったけど、ようやく達成できてほっとした。
燃えつき症候群にならないように、新たな目標というか、向上心を持って今後もバス釣りを楽しんでいけたらいいな、と思う。

ラバージグの爆発力がヤバすぎることを知ったので、今年はジグをやりこもうと思う!

 

 

 

 

お知らせ☆ブログを引っ越しました。
新しいブログ↓
matatamacoron.com
このブログは残しておきますので、今後もご活用ください。



コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


%d人のブロガーが「いいね」をつけました。