2016年も12月に突入し、今年も残すところ後1ヶ月。
僕が通っている地元の野池も水温が日に日に下がっていき、現在では12℃を下回るようになっています。
普段はハードベイトがメインのスタイルでバスフィッシングを楽しんでいますが、最近のマイブームが「ネコリグ」。
ネコリグといえばフィネス(極めて技巧的な、繊細な釣り)の代表格とも言える存在です。
しかし、ハードベイター(プラグメインの釣り人)である僕は、長年「ワームなんてセコい釣りをやりたくないぜ!」というような、いわゆる”食わず嫌い”をしており、つい毎回の釣行で「楽をしよう、楽をしよう」という流れになってしまっていました。
(僕の中での”楽をする”というものは、好きなこと”だけ”して、『やるべきことから目をそらす』ということを言います)
そのような強い釣りを主体とするスタイルが間違っている、と言いたいわけではありませんが、僕の中でそういった「ストロングスタイル」のみを貫き通すことに、少し前から疑問を抱くようになっていました。
なぜそのような考えに至ったかというと、「運がいいときしか釣れない人になっていないか?」という気持ちがあったからです。
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もちろん、ハードベイトオンリーでバス釣りを楽しむのも大いにありだと思います。
そのような強い意志のもと、自分のスタイルを貫いている人は尊敬します。カッコいいですものね。
しかし、そういった釣りを続けていく中で、僕が自分に対して日々思っていたことがあります。
それは
「バスの活性が高い時にマグレ当たりするバサーになっている」ということ。
そして、このことから何とかして目を逸らそうとしていたのも事実。
趣味・娯楽としてバス釣りを楽しむのであれば、「まぁ、運がよければ釣れるよねー」というスタンスでも全然オッケー。むしろ推奨しちゃう。やってて楽しいですから。
ですが、もし今後もずっとバスフィッシングを楽しんでいきたいのであれば、できる限り”停滞”はしていたくないし、できたら成長していきたいよね!というのが僕のチョー個人的な思いなのです。
・長年楽しむために
・ちょっとでも上達するために
バスフィッシングをもっと楽しむために、こういった課題をどう扱えばいいのか書いていきます。
今回のテーマは「バサーの成長」。
主に、苦手だった「フィネス系(主に食わせ系)」について語っていきます。
◆「嫌だ嫌だ…」と感じていても、釣れるとやっぱり嬉しいわけで…。
正直言って、僕はフィネスとかワーム系の釣りが嫌いです。というか、でした。過去形?
今ではそこまで嫌悪していませんが、ネコリグなどのようなフィネス系の釣りを数を重ねていくうちに、「フィネスはマジで重要。必ず将来の役に立つ」と考えられるようになってきています。
ハードベイト主体のスタイルだった僕が「フィネスも戦略の手札にすぎない」と思えるようになるまで、非常に頭を悩ませていたことを覚えています。
つい最近まで、自分が本当にやりたい「バスフィッシング」はどういうものなのか、自分にとっての戦略・ゲームはどういうものなのか、マジで憂鬱になるくらい考え続けていたのです。
「俺はストロングな釣りしかしないんだ」
「俺の主戦場はワームではなく、ハードベイトなんだ」
「スピナーベイトを主体とした戦略を軸にするんだ」
「ワームはダサい、逃げだ」
「フィネスなんてトーナメンターだけすればいい」
「趣味で楽しみたいだけなのに、フィネスでセコセコやる必要はない」
「俺だってメジャーフィールドのマヅメ時になれば釣れるんだ」
などなど。
こうして眺めると田辺哲男さんの影響をモロに受けていたことがわかりますね…。
そういった「他者の考え方」が必ずしも自分にマッチするわけではないんだよな〜と、最近になって思うようになりました。
【成果の出ている人の真似をすれば、自分にも結果が出せる】
っていうわけではない。
そうではなく、「成果の出る方法は、人の数だけある」ということ。
そう考えるようになれたのは、「嫌なこと、やりたくないこと」から逃げず、しっかりと向き合うようになっていったからだと感じています。
「嫌だ、辞めたい」というネガティブな気持ちを抱えながらも何とか苦手なことを続けていったわけですが、なぜそんな辛い想いをしてまで「やりたくないこと」と向き合う必要があるのか?
それは、「嫌いなこと、やりたくないこと」で、それなりの成果を上げられるようになってきたのがキッカケです。
結果(釣果)が出るにつれ、考え方も柔軟になっていったのだと考えています。
【「嫌なこと」を淡々と続けていく=ネガティブな出来事が起こるわけではない】
なのです。
むしろ、苦手なことや嫌なことに取り組んでいくほど、人生の流れは変わっていく感じがする。
(出展:宅配のめがねやさん)
ハードベイト中心の釣りで”ストロングゲーム”を得意としている、田辺哲男氏。
多くの人が彼のスタイルを真似したりしているけれど、必ずしもその方法が自分にハマる(成果の出せる)手法ではないのです。
さて、そんな”大嫌いな食わせ系フィネス”の釣りですが、回数を重ねていけばいくほど、ワームの釣りが【自分のゲームを成立させるために欠かせない武器】になりつつあります。
「フィネス(ワーム)は、自分のゲーム・戦略を行なっていく上で重要な要素になる」ということが、少しずつわかってきたのかもしれません。
フィネス(主に食わせ系)に対してこういった考え方を肯定的に捉えられるようになるまで、マジで苦しみました。
何度も挫折しましたし、何度も「もうバス釣りやめよう。ストレス溜まるだけだ」と、何度も何度も「やるべきこと、課題(ここでいう”フィネス”の釣り)」から逃げました。
釣り具を全て売って楽になろうともしたし、またハードベイターに戻ろうとか考えたりしました。(このようなことは未だに考えたりしますが…)
そんなある日のこと。
「楽しむのが目的でやっている釣りなのに、何でこんなに苦しまなくてはいけないんだ…」などと色々考えていたときに、ふと頭をよぎったことががありました。
それは「自分のやるべきことは、本当にハードベイト主体(ストロングな釣り)なのか?」ということ。
とてもシンプル。
今までは「○○さんみたいになりたい!」と誰かの後を追っていた感がありましたが、ふと思ったのです。
「いや、そうじゃなくない?」と。
—
別に田辺さんのスタイルを真似しなくてよくない?
誰かのスタイルが丸々自分にハマるわけ、なくない?
むしろ、自分が納得できるスタイルを追求していったほうが、自分らしく楽しめるんじゃないの?
—
この思いつきというか”閃き、直感”を頼りに、「自分が今やるべきこと」について、真剣に取り組んでいくことにしました。
僕にとって、「今後、バサーとして上達していこうと思うのなら、今何をするべきなのか?」を冷静に考えた結果、
「フィネスを手札に加え、タフコンディションでも釣果を叩き出せるバサーになりたい。マグレで釣れるバサーから脱出したい」
という気持ちを元に、現在はネコリグを練習中…というわけなのです。
うまくまとめられませんでしたが、要するに「成果の出るやり方は、人の数だけある」ということ。
誰かの真似をしても(参考にはなるけれど)、必ずしも”その方法”が自分にとって成果のでるやり方ではない。
なので、雑誌とかメディアに騙されて破産しないように…。
また「あの人と同じようにやってるのに結果が出ない!」って人は、まずは”その方法”について「自分がどう思うのか。ホントのところ、自分はどう考えてるのか」ってところに戻ったほうがいいんじゃないのでしょうか。
…ということを伝えたかったのです。
オワリ
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☆釣れない…ストレス…かったるい…苦手…しんどい
↓
釣れた!キターーー!
(野池にて、ドライブクローラーのネコリグで48cm)
釣り場でも叫んじゃいます。嬉しさのあまり。
このギャンブル的な感覚は病みつきになる。そして戦略が当たったときのアドレナリンの量がハンパないのです。
辛く、苦しい状況でも「ネコリグならバイトをとれる!」と自信が持てるようになったのは、「ドライブクローラー」の影響が大きいです。
野池クラスのフィールドだと、5インチではなくて”4.5”インチがベスト。ほとんどのメーカーは5インチを基準に出してるけど、必ずしもそのサイズ感が激スレ野池にマッチしているわけではないのです。
お知らせ☆ブログを引っ越しました。
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